私の三歳七か月の息子は、ダウン症候群という障害をもって生まれてきました。ダウン症といえば、知的に問題がある…という認識が一般的ですから、「脳に良い刺激を与えて、知能を伸ばしてあげたい!」「理解する事に苦しまないよう、言葉の世界を広げてあげたい!」「興味をもった事は、自分で学び、自分で探究できる子になって欲しい!」という思いから、親の私は何をしてあげればイイんだろう…?と、様々な書籍を読みあさりました。

 そんな中、石井先生の「0歳から始める 脳内開発」という本に出会い、この本を参考に「物や事柄は、漢字で表すことが出来るんだよ」という事を少しずつ見せて行きました。

 二歳半頃だったと思います。そして、息子の好きな動物を漢字カードにして読んであげてから、漢字に興味が湧いてきたようで、「二歳児が真剣に漢字を見てる」と思うと、少し可笑しくなる事もありました。

 そして三歳になった頃。自分一人での取り組みに限界を感じ、通信教育でお世話になることにしました。漢字を読むことは、右脳も左脳も使うと聞いていたので、「脳を使いながら、漢字も覚えて行けるなんて、母国語が日本語で良かった~。」などと思いながら、読みやすい内容の可愛らしい絵本&漢字カードを、息子の「お気に入りの遊びの一つ」に加え親子で楽しくスタートしました!

 漢字が、息子のより身近なものになり始めた三歳四カ月頃。知能検査を受ける機会がありました。結果の数値は、83。健常のお子さん達の平均と言われている数値の中に、ギリギリ入りました。日々の様子を見ていて「息子の語彙の多さ、記憶力、理解力は、検査だけでは計りきれない」というのが正直な感想でしたが、幼児教室にも通わず、知らない人に聞きなれない言葉使いで質問をされていたにも関わらずよく、この数値を出せた!と感心しました。そしてなにより言語面では「四歳児級」の問題まで解けていたという結果に、拍手したい気持ちでいっぱいになりました。「言葉の世界を広げてあげたい」と思っていた事が、結果に表れたのですから。

 石井先生の本を目にする事がなければ、「幼児に漢字で教える」などという事は、想像もつきませんでしたが、漢字教育を始めて、本当に良かったと実感しています。それは、息子の知能面の発達だけでなく、母親の私も「どうしたら、楽しく吸収して行けるのか」という事を工夫したり学びながら、親子で時間を共有する機会を持てたからです。

 大事なこの幼児期に、このまま楽しく気負わず、進めていきたいと思っています。

 そして、私をいつも応援し、知能検査の結果を一緒に喜んでくださった青い鳥クラブの先生。私と一緒に息子を見守っていただいている事、心から感謝しています。先生と笑ってお喋りする事で、楽しい気持ちのまま自信をもって続ける事が出来ました。

 有難うございます!そして、これからも、どうぞ宜しくお願い致します。

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